こんにちはー レノンです!
僕は、とうとう還暦を迎えました。
今回は、定年再雇用を選んだ僕が、嘱託社員として生き生き働ける理由をお話しします。
自分自身が評価する
それは、一言で言うと、定年を楽しむということです。
「定年を楽しむなんて、そう簡単には考えられないよ〜。」
そう仰る同輩の皆様、お気持ちはごもっともです(笑)。
でも、僕は、
考え方を変えるだけで実現しましたよ。
考え方を変えるには3つのコツがあります。
コツといっても最初から分かっていた訳ではありません。
試行錯誤しながら、結果的にそうだったんだと僕が気付いた三つです。
それではお話しします。
一つ目のコツは、『自分の評価は自分自身が評価する』ということ。
つまり、「会社の評価は自分の評価じゃない」と、認識することでした。
もう、出世のために会社の上司に気を使う必要はありませんから。
会社の評価を気にせず、自分で自分の評価をしたら、内に籠ったりせず、前に向かって歩き出せるようになったのです。
自分の突っ走る方向に舵を切る
二つ目のコツは、『自分の突っ走る方向に舵を切る』ということです。
会社員を続けていると、色んなことが起こります。
自分の気に沿わない部署に異動になったり、左遷や降格になったり、時には昇進や昇格したりも。
また、役職定年や定年再雇用で仕事内容が大きく変わったり。
評価される時もあれば、評価を下げられたり、気の合わない上司から毎朝朝礼で怒鳴り散らされたり。
そして、その度に一喜一憂しちゃいます。意気揚々と有頂天になったり、毎週日曜日になると翌日の出勤を前に急に胃が痛くなったり熱が出たり。
他人のことを羨ましいと思ったり、妬んだり。
そこには、一生懸命会社員として突っ走ってきた自分がいて、だからこそ、激しく一喜一憂したり、嫉妬したりするんですよね。
そう、これは全て僕自身の経験談です(笑)。
中でも、今の僕にとって、1番大きな出来事は、定年再雇用でした。
意思決定の会議から外れ、入ってくる情報量が減り、元部下からの相談は無くなり、
後輩が役員になって自分がその部下になる世界。
ラインから外れて取り残されたような気持ちになり、
会社から戦力外通告を受けたように感じました。
仕事の内容が大きく変わり、モチベーションはだだ下がり。
そこは仕方のないこととして、現実も気持ちも含めて自分自身を受け入れるしかないと思います。
でも、
まだまだ僕の人生は続いていきます。
人間、死なない人はいない。
最後はみんな同じ様に、この世からいなくなります(笑)。
だから、
内に籠ったり、落ち込んだりしていては、もったいない。
限られた人生の時間を楽まないとね。
これまで会社員として突っ走ってきたのであれば、今度は、自分の人生を突っ走る方へ舵を切ろう。
僕はそう考えることにしました。
定年の準備
最後に三つ目のコツは、『定年の準備をする』ということです。
これは考え方の話では無く、実際にやることで実現します。
僕は、仕事も私事も、動きながら走りながら、身の回りのことを見直してきました。
いつかはやらないといけないけど、まだ時間があるから先延ばしにしておこう。
これが、心の何処かに溜まってきて、しこりの様になっていました。
溜まったしこりは、一つずつ取り払って行くことで、不思議と心が軽くなります。
心が軽くなると、定年を楽む心に繋がったのです。
参考までに、僕がやってきた準備を挙げます。
定年を楽しむための準備
仕事の準備
- 自部門の課題とその解決方法を上司に提案し、自らその課題解決に従事
- 主務の営業職に加え、兼務で人事職に就き全力で従事
プライベートの準備
- 終の住処への住み替え
- 先祖のお墓を墓じまい
- 大型家具を処分してミニマム化、ちょっといい家具に囲まれる生活
- 旅行・クルマ・食べ歩きという自分の趣味を充実化
- FP資格を取得して人生100年の収支計算
- 銀行・生命保険・火災保険・自動車保険・クレカ・投資等の金融商品の見直し
- 住宅ローン控除・ふるさと納税・携帯キャリアの見直し
- 食事と運動の健康管理
- キャリアコンサルタントの資格取得で自らの過去・現在・未来の見つめ直し
- ブログやYouTubeを開始してリタイヤ後の日課作り
- 終活ノートの作成開始
以上です。なんでもまず、トライしてから考えるように動いてきました。
一気にやったのではありません。そのうちやらないといけないと思っていたことを、数年かけてコツコツと、一つずつゆっくり見直しをしてきました。
もちろん順風満帆に進められたわけではなく、色々失敗もして来ました(笑)。
その辺りの詳細は、僕の経験談として、あらためてお話しして行こうと思います。
さて、定年というのは、会社から見るとどういう意味があるのでしょう?
実は、会社にとっても悩みどころ。会社も、中高年には経験とスキルを活かして、生き生きと仕事をして欲しいと思っているのです。
人材不足の時代がやってきてますからね。
中高年社員に会社を辞めてもらうより、頑張って会社のために働いてもらわないと困る環境になっているわけです。
僕の場合、考えながら準備を続けてきたことで、将来への新しい希望が生まれ、毎日の日々が楽しくなりました。
行動すれば、新しいことに出会い、新しい人に出会い、そして、新しい人生が開けるんじゃないかと思っています。
人生100年時代は、前代未踏の世界。哲学も社会学も心理学も占いも、まだどこにも正しい答えがありません。生き方の参考になるものは無いです。
つまり、これからの老後の生き方に、100%の正解なんて無いんだと思います。
死ぬ瞬間に、出来るだけ後悔が無いように、とにかく動いてみる。
動き始めてから、嫌だと思ったら軌道修正する。
そうすることで、動いている今の自分自身を楽しめるようになりました。
あなたの場合は、準備って何が思い浮かびますか?
僕とは準備の内容が違うかもしれませんが、あなたもきっと、行動さえすれば、新しい人生が待っていますよ。
共に定年を楽しみましょう!