こんにちは〜 レノンです!
今回は『老後を幸せにする10箇条』の中から
「先祖の墓じまい」についてお話しします
僕がやってきた10箇条は以下の通りです
老後を幸せにする10箇条
- 終の住処への住み替え
- 先祖の墓じまい
- 大型家具を処分し、暮らしのミニマム化
- 趣味の時間をたっぷりとる
- 人生100年の収支計算
- 保険やクレカ等、固定費の見直し
- 色んな税金対策
- 食事と運動の健康管理
- 自らの過去・現在・未来を見つめ直す
- ブログやYouTubeの投稿をスタート
今回はその中から
【終の住処への住み替え】についてお話ししたいと思います
僕は 30代中ごろに
大阪の郊外に庭付き一戸建てを購入しました
そして
定年を目前にして売却し
駅近マンションに買い替えました
購入時より安く売ることになりましたが
それでも売却した理由をお話しします
1、一人前に庭付き一戸建て
先ずは【郊外庭付き一戸建て】を
買った理由からお話しします
当時我が家には5歳の男の子と
1歳の女の子がいて
これから子育て真っしぐらの時期でした
将来はそれぞれに部屋を与えてやりたい
寝室と多目的&来客用の部屋を確保すると
4LDK以上欲しいな
バブルが弾けて数年が経過して住宅価格も下降中
都心部には買えないけど
郊外ならなんとかローンの目処もたつ
山を切り開いたいわゆるニュータウン(新興住宅街)
最寄駅まで徒歩14分(バス利用なら5分)
土地60坪に軽量鉄骨ダイワハウスの二階建て住宅
大阪市内の会社へもドアtoドア1時間半で通える
両親からは「マンションより戸建ての方が資産価値あるよ」
そう言われ終の住処にするつもりで購入しました
庭付き一戸建てを所有するなんて
なんだか一人前の大人に成長した気にもなりました
![一戸建て](https://www.yossii2.com/wp-content/uploads/2021/05/80A86CE8-4792-463B-8A0F-3DB060C1E6A6-300x277.png)
2、充実した子育てができる
新興住宅街には同年代の家族が
多く住んでおられます
子供たちは直ぐにたくさんの友達ができ
都心部とは違って治安も良いので
朝早くから遊び始め
陽が沈んでもフラフラになるまで
屋内に屋外にと体力の続く限り
遊び回ってくれました。
家に帰るとバタンキュー
夕食時も半分寝ながら食べていると言う
それはそれは健康的な野生児生活!(笑)
![](https://www.yossii2.com/wp-content/uploads/2021/05/662527F7-3F23-4464-B34C-904D2A31B079-199x300.png)
![](https://www.yossii2.com/wp-content/uploads/2021/05/2E51E997-444B-48C6-8155-E3F87938B6C4-199x300.png)
何ものにも換えられない貴重な子育てが出来たと
今でも良かったと思っています
小中学校もハイレベルで教育環境もいい感じ
二人ともそこそこの高校に進んでくれました
子育て環境としては理想的だったと思っています
3、一戸建ては終の住処じゃない
やがて早いもので
子供たちは無事に大学生に・・
長男は東京の私立大学で下宿生活を開始
長女は「親が可哀想だから家から通う」と言ってたものの
京都の私立大学で下宿生活を始めました
私は名古屋転勤で単身赴任(笑)。
結局、東京・名古屋・京都・大阪と
家族4人はそれぞれバラバラ生活に・・・
それから
長男は東京で就職
「もう大阪には帰って来ないだろうな」
僕の単身赴任はやがて終わり
結局は夫婦二人の生活がやってくる
さらに
いつの日にか、一人になる時が来る
その時の生活を想像してみました
『一人でも楽しく生きていける環境』
そう考えると
郊外庭付き一戸建ては終の住処じゃないなぁ・・・
4、一戸建て売却 3つの理由
そこで一戸建てを売却した理由を挙げると3つになります
①将来は負債
少子高齢化による人口減少
新興住宅街ではこれが更に進みます
もともと同年代の子育て世代が多い街
一気に小中学校の生徒が増え
そして年が経つにつれ一気に生徒が減少します
僕の住んでいた街でも
小学校の統合が予定されています
今は良くてもやがて街は活気がなくなり人口減少
総務省によると
2010年の我が国の総人口は1億2,806万人
2060年の総人口は8,674万人
31.7%減と推定されています
そうなれば
郊外は人口減少が必須
一戸建ては資産価値が下落
将来は売ろうにも売れなくなっていく
子供達に負の遺産を残すことになります
②シニアには不便
国交省は2014年『国土のグランドデザイン2050』を公表
日常生活に必要な都市機能を歩いて行ける範囲に集め
都市の中心部に誘導する構想です
地方自治体もこのコンパクトシティの構想に沿って
都市計画を進めています
つまり
便利な地域はより便利になるけど
不便な地域はより不便になるということ
郊外の住宅地は商店・病院・公共施設が
減少していくことになります
クルマがあればなんとでもなるものの
老後は運転だって徐々に難しくなっていくハズ
終の住処と考えていたけど
老後は足腰が悪くなっていく
利便性の低下は年寄りには負担が大きそうだ
今は夫婦共働き世帯が7割以上と当たり前の時代
そうなると更に
利便性の高い都心の駅近物件に人気が集中するでしょう
老後は安心して郊外に住めないね
③シニアには負荷
夫婦二人になった庭付き一戸建ては
広すぎて持て余す上に
庭の雑草の手入れが大変
屋根や壁の塗り替え
水回りの補修
町内会の清掃等々
特に庭の雑草引きは本当に大変
ガーデニング趣味の人には良いのでしょうが・・
年齢とともに億劫になる自分の姿が目に浮ぶ(笑)
5、あなたの街は大丈夫?
そこで
売却が可能なうちに売ることにしました
結局は夫婦二人暮らし そして将来一人になることも・・・
たまに子供夫婦が孫を連れ帰ってくるとしても
普段の一戸建ては持て余します
以上が僕の考えた住み替え理由です
家族構成はライフステージで変わります
終の住処という考え方が違っていたのだと思ってます
皆さんの住む市町村はどんな状況ですか?
街は一部を除いて多くは人口減少の傾向が進んでいます
ご自宅は都市計画の中心部誘導エリアに入っていますか?
ネットで調べるとすぐ出てきます
転居するかどうかは別にして
一度はご自宅のある街を確認して
将来を考えるのも良いのでは無いでしょうか?
考え方は色々あると思いますが
悩める同年代の方の一つの参考になれば嬉しいです