お金の節約術

庭付き一戸建ては危険

こんにちは〜! レノンです!です

平成7年、私は大阪郊外に庭付き一戸建て住宅を購入しました。購入に至った経緯。住まいはどうだったのか。そして最後に売却した理由をお話しします。

1、郊外庭付き一戸建ての購入理由

二人の子供が産まれ、これから子育て。将来それぞれに部屋を与えてやりたい。寝室と多目的&来客用の部屋を確保すると、4LDKは欲しいな・・・。バブルは弾けて数年が経過しており、住宅価格も下がりつつある。都会には買えないけど、郊外なら資金サポートを得ながらなんとかローンの目処もたつ。

山を切り開いたいわゆる新興住宅街(ニュータウン)。最寄駅まで徒歩14分(バス利用なら5分)。60坪に軽量鉄骨ダイワハウスの二階建て住宅。大阪市内の会社へもなんとかドアtoドアで1時間半あれば通える。実家の両親からも「マンションより戸建てが資産価値があるよ」って言われ、終のすみかとして住宅購入しよう! って考え買いました。

庭付き一戸建てを所有するなんて、なんだか一人前の大人に成長した気にもなりました。

一戸建て一戸建て住宅

2、充実した子育て生活

新興住宅街は、同年代の家族が多く住んでおられます。子供たちは、直ぐにたくさんの友達ができ、都会とは違って治安も良いので朝早くから陽が沈んでもまだ、内に外にと体力の続く限りフラフラになるまで友達と遊び回ってくれました。家に帰るとバタンキューで休眠。夕食時も半分寝ながら食べていると言う・・・それはそれは健康的な野生児生活!(笑)

何ものにも換えられない貴重な子育てが出来たと嬉しく思っています。更に、同じような境遇の方々が周囲に多く住んでおられるので、小中学校もハイレベルで教育環境も理想的、二人ともそこそこの高校に進んでくれました。

やがて

早いもので、子供たちは無事に大学生に・・・長男は東京の私立大学で下宿生活を開始。続く娘は、「親が可哀想だから家から通う」と言っていたのも束の間・・・京都の私立大学で下宿生活を始めました!私は名古屋転勤で単身赴任。

ってことで東京・名古屋・京都・大阪と家族はバラバラに・・・

長男は東京で就職、もう大阪には帰ってこないだろうなあ・・・という感じで私も徐々に街から気持ちが離れていき、そんな時、不動産コンサルタントの長嶋 修さんのYouTube動画を見て冷静に将来を考え直し、ヤバいって思いで売却を決意しました。

その理由は、

3、ヤバい理由

①過疎化がヤバい

日本は少子高齢化が徐々に進行しつつありますが、新興住宅街ではこれが更に加速します。もともと同年代の子育て世代が多く購入しているので、一気に小中学校の生徒が増え、そして一気に生徒減少が進んじゃいます。私の街では小学校が統合されることになりました。街は活気がなくなり=人口減少で人気も低下。更に、若年層を筆頭に共働き家庭がますます増加しつつあり、不動産人気は都心駅近物件に集中。つまり郊外は更に不人気で資産価値が減少。今後売ろうにも売れなくなっていく。子供たちに無価値 or 負の遺産を残すことになりかねない。これがヤバい!

②利便性がヤバい

不人気となれば、人口減少に更に拍車がかかり、将来的には徐々にでも商店・病院・公共施設が減少していくことが想定される。クルマがあればなんとかなるが、運転だって徐々に難しくなっていくハズ。終の住処と考えていたが、老後足腰が悪くなっていく中、子供たちには頼りたくない。利便性の低下、これはヤバい!

③手入れがヤバい

夫婦二人になった庭付き一戸建ては、4LDKでは広すぎて持て余す上に、庭の雑草の手入れが大変。屋根や壁の塗り替えや水回りの補修・町内会の町の清掃等々・・。庭の雑草引は本当に本当に大変でした(これが好きな人には良いんでしょうが・・・)。そしてどんどん億劫になっていくのが見えている・・・。ヤバい!

ってことで、売却が可能なうちに安くても売っちゃうことにしました。

まとめると、

郊外庭付き一戸建ては

①今後資産価値がどんどん低下していく

②利便性の低下と手入れの大変さで老夫婦には住み辛くなる

③だから売れるときに売っちゃおう!

私が資産を減らさないための工夫として考えた方法です。今は、利便性の高い駅近マンションに移り住み満足しています。悩める同年代の方の参考になれば嬉しいです。

ABOUT ME
レノン
レノンといいます。定年再雇用のサラリーマンです。僕が、悩みながらも将来に備えやってきたこと・失敗したことを情報として発信しています。悩める同年代へのエールとして、若い方には参考として読んでいただければ嬉しいです。人生は楽しんだもん勝ち。ブラピ&ジョニデと同い年(笑)。まだまだ人生楽しむぞ!
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