考えていること

突然ですが花嫁の父

こんにちはー レノンです!

今回は、花嫁の父についてお話しします

実は今年 娘が結婚式&披露宴を挙げました

つまりは僕が花嫁の父ということ

迎賓館で挙式

式は大阪にある迎賓館で執り行われました

ここは郊外にあり広々としていて

周辺は木々が茂りゆったりとして

冬でも温もりすら感じられる素敵な結婚式会場でした

娘は既に2021年に入籍を済ませていて

2022年には孫娘(僕にとって初孫)が生まれていましたが

コロナのせいで挙式をすることができず

今年になってやっと挙げることが出来た次第

1歳過ぎの孫と一緒に3人での挙式と披露宴です

新婦親族控え室の大きな窓からは

木々の上から『太陽の塔』の頭がちょこんと

観覧車の中心軸と重なって見えるという

ちょっと贅沢なロケーション(笑)

この控え室は大阪万博が開催された1970年に

昭和天皇が各国のVIPをお迎えするのに使われた部屋だそう

そう言われると様々な調度品が

とても高級な設に見えて来ちゃいます(笑)

座ることはできないけど

昭和天皇がお座りになられた椅子も展示されていました

結婚式は嫌だな

さて

挙式の方ですが

招待客の受付開始が10時25分から

挙式は11時10分からだったのですが

着付けがあったので8時30分と結構早めの集合になりました

そして

招待客の受付開始と同じ頃にリハーサルが始まります

スタッフさんの誘導で控え室から孫を連れて挙式会場に向かいます

挙式会場のドアの前で止まると

スタッフさんから掛け声が

「扉の向こうで新郎新婦がご両家のご両親をお待ちです」

思わず涙がジュンと出てきます

「あっ!あかん これあかんやつ」

こういう感動的なシーンに還暦おやじは弱いのです(笑)

扉がパカっと開くと

綺麗にウエディングドレスを纏った娘とお婿さんのお二人が

ニコニコの笑顔で迎えてくれました

我が娘は「この日のために何ヶ月も前からダイエットをしてきた」

とは聞いていましたが

こんなに細くて首が長かったっけ?

とても笑顔が素敵な美人さんに仕上がっていて

ちょっとびっくりしました

まだリハーサルだというのに

涙する僕は

本番どうすれば良いのでしょうか・・・

だから

結婚式は嫌だったのです

結婚式なんかしなけりゃいいのに

初めて結婚相手を紹介された時も

初めて両家の顔合わせした時も

初めて婚姻届の証人欄に署名をした時も

初めて入籍の連絡をもらった時も

引っ越し荷物を持って家を出て行った時ですら

涙を流したことはなかったのに・・・

だから

結婚式に父親として出席することは嫌だったのです

もう入籍してるんだし

孫娘も生まれてスクスク育ってるやん!

仕方ないのは

普段は会うことのない両家親戚との顔合わせの意味があるし

何より結婚する娘夫婦がやりたがっているのだから

僕が止める理由は無い訳で・・・

イヤイヤながら仕方なく出席はしました(笑)

そして

当日の僕は思った通りに

思いっきり涙しました

持ってきていた2枚の白いハンカチ

なんとなく余分に2枚持っていって正解でした

一枚は孫娘の鼻を拭くのに使い

もう一枚は自分用にしっかりと活用できました

涙は止まることを知らず次から次へと溢れて来ました

バージンロードをゆく

結婚式はチャペルでキリスト教式

バージンロードを娘と歩きました

リハーサルしていたので間違えることもなく

冷静になってエスコート出来ました

ちらっと娘の方を見るとやや伏目がちに歩いていたので

「ちゃんと前にいる◯◯君(婿さん)の目を見て歩きや」と言うと

「はい」

という普段聞いたことも無いような潮らしい殊勝な返事が返ってきてびっくり

その時ちらっと見えた娘の顔に

少しだけ笑顔が見えた気がして

僕はちょっとドキッとし

ちょっと寂しく感じました

「どぼじで〜(涙)」

披露宴は3つのムービーが効果的に使われていました

最初はオープニングムービーで新郎新婦が入場

主賓・乾杯・友人の挨拶で、お色直し退場

祝電披露に続いてはプロフィールムービーが流れ

お色直し入場・ウエディングケーキ入刀とファーストバイト

全員集合写真とデザートブッフェ、出し物余興と祝電

まあ、その辺までは良かったんだけど・・・

次に新郎新婦からのメッセージが始まりました

娘がメッセージを読み上げ始め

「結婚式をしたいと思った理由の一つは

お父さんとバージンロードを歩きたかったからだよ」

とか言われちゃうと・・・

もう昔見たアニメ『田舎っぺ大将』の涙のよう

このアニメ

若い方はご存知ないと思いますが

「どぼじでえ〜(どうして〜)」って

涙と鼻水が床までタラーっと繋がるやつ

まさにあれです

大袈裟ではなく、本当にそんな感じになりました笑

そして最後はエンドロールムービー

壁一面に結婚式と披露宴のベストカットが流れ

その合間に

まだ一歳だった娘が幼稚園児だった長男に手を引かれて歩いたハワイ旅行

幼稚園時代の娘の合唱の様子

ニコニコしながら可愛く踊るあどけない姿

卒園式で卒園証書を園長先生から受け取るちっちゃな後ろ姿

そんなムービーが流れ

最後にまたもや涙する僕・・・

「だから結婚式は嫌だったのに〜」と再び思います

あの小さくて頼りなくって

「幼稚園やめる」って言って困らせたあの娘が

成長して

自らの家族を作って

苗字が変わり・・・

本当に巣立っていくんだな

って

まじまじと認識させられる結婚式

涙なしでは居られへんで

「泣いている所を人に見られるのが嫌やねん」

って言ってたけど

本当はそんなことはどうでもよくって

正直に言うと・・・

ただ

寂しいやん!!」ってそれだけ

離れていく娘を見たり聞いたりして

はっきりさせたくはなかったんです

でも・・・

東京から駆けつけた長男が立派に周囲に気遣いする様子が見られたり

娘が良き伴侶を見つけ周囲の人たちとの関係性から見えた立派な大人に成長した姿

そして僕の心臓をギュッと掴む娘の裏表のないストレートな言葉の数々

今の娘の気持ちが痛いほどに伝わってきて・・

娘よ

あなたは

こうやってケジメをつけたかったんだね・・・

ここまで育ててくれてありがとうって

言いたかったんだね・・・

巣立っていく娘が頼もしく見え

嬉しくもあり

そしてめちゃめちゃ寂しい・・・

結局のところ

結婚式がどうだったかといえば

『僕の人生で最高に素敵な結婚式&披露宴を経験させて貰いましたよ』

ありがとうね❤️

花嫁の父の心境って複雑です

ABOUT ME
レノン
レノンといいます。定年再雇用のサラリーマンです。僕が、悩みながらも将来に備えやってきたこと・失敗したことを情報として発信しています。悩める同年代へのエールとして、若い方には参考として読んでいただければ嬉しいです。人生は楽しんだもん勝ち。ブラピ&ジョニデと同い年(笑)。まだまだ人生楽しむぞ!
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